胃カメラ

定期検査としての胃カメラをご希望の方は前日までにお電話でご予約をお願いします。
胃の痛みや不快感などの症状があり胃カメラを当日希望される場合は、診察後に胃カメラを受けていただく必要があります。

夕食は21時までに消化しやすい食事を食べていただき、それ以降は検査終了まで絶食になります。
飲酒はおやめください。水分摂取は適度に行っていただければ問題ありません。いつも服用しているお薬は、普段通り飲んでいただいて構いません。

午前中に検査を受ける方は、検査の日の朝食も絶食してください。午後に検査する方は、検査開始の6時間前までに消化の良い食事を摂っても構いません。
その後は、来院まで絶食でお願いいたします。朝7時までであればお水、お茶、スポーツドリンクで水分摂取していただけます。
常用薬（降圧剤等）は朝7時の水分摂取時に服用してください。ただし、糖尿病の治療薬やインスリン注射は低血糖を招く恐れがあるため、当日は控えてください。

当日は検査30分前に来院し受付けを済ませて下さい。
看護師がお迎えにあがりますまで待合室でしばらくお待ちください。
その後、更衣室に移動し、検査着に着替えていただきます。更衣室にはロッカーを準備しておりますので、脱衣したもの、貴重品は全てロッカーへ入れて鍵をかけます。

着替えた後、胃の中の泡を取り除きキレイにするためのお薬を飲んでいただきます。
次に鼻の奥に血管収縮剤をスプレーし、局所麻酔薬を鼻に注入。さらに鼻の中に局所麻酔薬を塗ったスティックを挿入します。
鎮静剤を使用しての検査を希望される方は、その後ベットに横になり点滴のルートを確保したのち鎮静剤を投与していきます。眠っている間は酸素を投与し、身体にモニターをつけ全身状態をチェックしていますので、安全に検査を受けていただけます。

胃カメラ検査は約5分前後で終わりますが、生検検査やアニサキスなど異物摘出術などの処置が必要な場合は時間がかかることがあります。
鎮静剤を使用した場合は、検査後にストレッチャーでリカバリールームへ移動し、休息していただきます。
ピロリ菌感染が疑われる場合、検査中に胃の内視鏡廃液を利用した、核酸増幅法検査によってピロリ菌がいるかどうか調べることができます。結果は検査終了後、約１時間程度で分かるため、陽性の場合は即座に除菌治療を開始することができます。また、除菌治療に使用する抗菌薬が効きやすい菌かそうでないかを確かめることができるメリットもあります。

着替えていただいた後、診察室で撮影した内視鏡画像を見ながら、病変の説明、治療の必要性、次回いつ内視鏡検査を受けたらいいか、など内視鏡検査結果用紙をお渡しし詳しくご説明させていただきます。疑問があればどんな小さなことでもお気軽にご質問ください。
検査中、組織採取を行った場合は、２〜３週後に再度来院いただき組織結果をお伝えします。
検査後1時間で飲食は可能ですが、最初は少量の水をゆっくり飲んで、むせや違和感がないか確認してください。また、当日は激しい運動を控えましょう。