鼻からできる胃カメラ
胃カメラはもう苦しくない
以前に口から胃カメラを入れて「検査中ずっと吐き気と苦痛がつらくてもうしたくない」という声をよく耳にします。それは、舌の付け根(舌根)にカメラが触れることで咽頭反射(反射的に”おえっ”と吐き出すこと)が生じるためです。
当院でも導入している「鼻からのカメラ(経鼻内視鏡)」の径は5〜6mmととても細く、鼻腔内を経由するため舌根にふれることがありません。そのため今まで”おえっ”としていた多くの患者様が楽に検査を受けていただけるようになりました。
小さな胃がんも見逃しません
また、当院で採用しているFUJIFILM社製EG580NWは、現在使用されている経鼻内視鏡の中でも優れた解像度を有しているため発見率の向上に役立っています。
検査の予約と当日の流れ
院長は日本消消化器内視鏡学会の専門医であり、県内の高度医療機関で胃がんの診断、内視鏡治療の研鑽を積んできた経験があります。早期に発見することで、お腹に傷をつけることなく、胃を残してがんを切除する低侵襲な手術が適応になる可能性があります。当院は胃がんで苦しむ人を一人でも少なくしたい気持ちで検査に望んでいます。
(1)基本的には外来診察後に予約をとります。受診当日の検査をご希望される方はできるだけ事前にTEL予約をお願いします。
(2)当日でも絶食して来られて検査枠が空いていれば検査することは可能です。
検査前から検査当日の流れ
STEP01
前日の夕食は軽めにし、21時以降は絶食でお願いします。
水分は検査当日の7時まで可能です。
水分は検査当日の7時まで可能です。
STEP02
来院後に胃の中の泡や粘液をきれいに洗う薬を飲んでいただきます。
STEP03
鼻腔にゼリー状の麻酔を塗ったステック(ゴム製)を挿入します。当院ではスプレーのみの麻酔ではなく、より苦痛の緩和できる鼻腔ステック法を用いています。
STEP04
麻酔が効いてきたら検査を始めます。鼻からのカメラでは検査中も会話することが可能です。気分が悪いときや質問があればお話しください。
STEP05
検査終了後、診察室にて撮影した画像を見せながら説明を行います。
また、生検をした場合は後日再来していただき説明を行います。
また、生検をした場合は後日再来していただき説明を行います。
検査費用
検査項目/概算費用 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
胃内視鏡(検査のみ) | 約1,300円 | 約4,000円 |
病理組織検査(追加費用) | 1,000~2,000円 | 3,000~6,000円 |
※診察料・処方料は含まれておりません。