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予防接種・自費診療

当クリニックの予防接種について

当クリニックの予防接種について予防接種は、感染症の発症や重症化を防ぐために、細菌やウイルス由来の「ワクチン」を接種することです。これにより、体内に抗体が生成され、将来の感染に対する抵抗力が得られます。
当クリニックでは、主に12歳以上のお子様から大人まで各種予防接種を行っています。希望するワクチンがある場合は、できる限り対応いたしますので、まずはお電話でお問い合わせください。
ワクチンは取り寄せる場合もあるため、希望を伺ってから接種までには数日の余裕を持っていただく必要があります。なお、一度希望されたワクチンのキャンセルはお受けできず、その場合はワクチン料金をいただきます。希望するワクチンの種類やスケジュールを十分に確認の上、お申し込みください。

予防接種を受ける前の
注意点

予防接種を受ける前に、以下の条件に該当する方や体調に不安がある方は、接種できない場合や注意が必要になります。事前に医師に相談してください。

  • 37.5℃以上の発熱がある
  • 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患がある
  • 鶏卵、安定剤などに対するアレルギーがある
  • 過去の予防接種の際にアレルギー症状が出たことがある
  • 過去に痙攣を起こしたことがある
  • 過去に免疫不全の診断を受けたことがある
  • 先天性免疫不全の血縁者がいる

など

予防接種の種類

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスの感染予防と重症化防止を目的とした任意接種のワクチンです。65歳以上の方には一部費用が助成される場合があります。高齢者はインフルエンザによる肺炎を合併するリスクがあるため、特に重要です。その他の年代の方にも接種をお勧めします。
インフルエンザは冬場に流行することが多く、ワクチンの効果は接種後2週間から5ヶ月間持続しますので、流行に備えて12月中旬までの接種が望ましいです。大人は1回、子供は4週間間隔で2回の接種が必要です。

肺炎球菌ワクチン

肺炎の原因菌として一番多いのが肺炎球菌です。体調不良の時・持病が悪化した時など抵抗力が落ちた時に感染しやすくなります。特にご高齢の方は発症すると重症化するリスクが高いです。
定期予防接種に使用されるのは23価のワクチン(ニューモバックスNP)です。1回の接種での効果持続の目安が5年であり毎年接種する必要はありません。5年ごとの定期接種が必要です。
なお13価のワクチン(プレベナー)は1回のみの接種ですみますが、任意接種(自費診療)となります。
※現在当クリニックでは取り扱いしておりません。

A型肝炎ワクチン

A型肝炎は、A型肝炎ウイルス(HAV)によって引き起こされる感染症で、主に汚染された食べ物や水を摂取することで感染します。発熱、倦怠感、黄疸などの症状が現れ、重症化することもあります。A型肝炎ワクチンは、このウイルスに対する予防策として非常に効果的です。 ワクチンは通常2回接種し、1回目の接種後に半年から1年以内に2回目を受けます。2回の接種で長期間にわたり免疫が得られるため、特にA型肝炎の流行地域への渡航前や、感染リスクが高い職業に就いている方には接種が推奨されます。安全性が高く、副作用も軽微なものがほとんどです。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染した母親から生まれた子供や、血液や体液に接触する可能性が高い職種には接種が推奨されていましたが、2016年以降は新生児への定期接種が導入されています。しかし、それ以前の世代の多くは免疫を持っていません。ワクチン接種により、高い確率で抗体が獲得されます。

帯状疱疹ワクチン

乾燥弱毒水痘ワクチン(生ワクチン)に加えて、不活化ワクチンのシングリックスが使用可能になりました。シングリックスは費用が高いですが、帯状疱疹やその後の神経痛に対する予防効果が非常に高いワクチンです。帯状疱疹は、免疫力が低下した際に幼少期に感染した水ぼうそうウイルスが再活性化することで発症し、80歳までに3人に1人が罹患するとされています。

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルスに対するワクチンは、重症化や発熱、咳などの症状を防ぐ効果があります。ワクチンはウイルスのタンパク質を生成するための遺伝情報の一部を注射し、それに対する抗体が体内で作られることで免疫が形成されます。

その他予防接種

成人向けの予防接種で「麻疹」「風疹」「おたふくかぜ」など(自費診療)が対応可能です。

予防接種を受けた後の
注意点

  • 接種部位や全身に異常を感じた場合は、すぐに当クリニックにご連絡ください。重篤な副作用が出た場合に備え、接種後は10分程度、当クリニックと連絡が取れるように電話番号をお手元に控えておいてください。お時間に余裕がある場合は、院内でお待ちいただいても構いません
  • 接種後24時間は体調に変化がある可能性があるため、激しい運動や飲酒、サウナ、熱いお湯に浸かることはお控えください
  • 接種した部位を擦ったり、刺激を与えたり、汚したりしないようにしてください

予防接種の費用

接種費用は現時点でのものです。諸事情により変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

種類 費用(税込) 対象者 接種回数
新型コロナワクチン 15,000円
※65歳以上 3,500円

予防を希望する方
(公費助成の方あり)

1回

インフルエンザ 65歳以上
(不活性化ワクチン)

1,500円

65歳以上の高齢者
(公費助成の方あり)
肺・心臓・腎・糖尿病など基礎疾患を持つ高リスクの方

1回
インフルエンザ 13〜64歳
(不活性化ワクチン)
4,500円 予防を希望する方 1回
肺炎球菌(ニューモバックス)
(不活化ワクチン)
8,800円 65歳以上の高齢者
(公費助成の方あり)
肺・心臓・腎・糖尿病など基礎疾患を持ち肺炎のリスクが高い方
前回接種から5年以上経っている方
1回
帯状疱疹(シングリックス)
(不活化ワクチン)
22,000円(1回分) 50歳以上を推奨 2回
帯状疱疹
(生ワクチン)
7,700円 50歳以上を推奨 1回
A型肝炎(エイムゲン)
(不活性化ワクチン)
7,700円 流行地に渡航予定のある方、A型肝炎患者と接触機会のある方 2~3回
B型肝炎(ビームゲン 0.5mL)
(不活化ワクチン)
5,500円 HBs抗体(EIA法)10mlU/mL未満 3回必要
B型肝炎(ヘプタバックス-Ⅱ 0.5mL)
(不活化ワクチン)
5,500円 HBs抗体(EIA法)10mlU/mL未満 3回必要
おたふくかぜ
(ムンプスウィルス)
(生ワクチン)
7,700円 抗体EIA法(IgG):陰性 1か月以上あけて、2回接種
抗体EIA法(IgG):± 1回
風しん(三日はしか)
(生ワクチン)
7,700円 HI法:<1:8
EIA法(IgG):陰性
1か月以上あけて、2回接種
HI法:1:8,16
EIA法(IgG):±~8.0
1回
麻しん(はしか)
(生ワクチン)
7,700円 抗体EIA法(IgG):陰性 1か月以上あけて、2回接種
抗体EIA法(IgG):±~16.0 1回
麻疹・風疹混合ワクチン
(MRワクチン)
(生ワクチン)
11,000円 上記参照 上記参照

AGA(男性型脱毛症)

AGAとは、思春期以降の男性に起こる脱毛症です。額の生え際と頭頂部のどちらか、または両方で薄毛が進行していきます。薄毛にお悩みになる男性の90%以上が、このAGAにあたると言われています。
薄毛対策として生活習慣を改善したり、ヘアケアを見直したりといったことはもちろん大切です。しかし薄毛は、こういった対策のみではなかなか改善しません。
これらの取り組みにぜひ加えていただきたいのが、お薬を使った「AGA治療」です。AGA治療により、効率的に薄毛の進行を防止したり、改善したりといったことが可能です。

このようなお悩みは
ございませんか?

このようなお悩みはございませんか?
  • 額の生え際、頭頂部の薄毛が気になる
  • 抜け毛が増えたような気がする
  • 額が広くなってきた
  • 頭頂部の薄毛が目立っていないか心配
  • 髪の毛が全体的に細くなってきた
  • 短い毛が抜ける
  • ヘアセットがなかなか決まらない
  • 祖父や父親などの血縁者に薄毛が多い

AGAのメカニズム

髪の毛は本来、しっかりと太く伸びきってから抜けるものです。その後、同じ毛根からまた新しい毛が生え、十分に成長することで髪の毛の数・ボリュームが維持されます。
しかし、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンによってこのヘアサイクルが乱れる(短くなる)と、髪の毛が成長しきる前に抜け落ちてしまいます。
DHTは、同じく男性ホルモンであるテストステロンが5αリクターゼという酵素によって変化したものです。DHTが毛乳頭細胞にある受容体と結びつくことで、ヘアサイクルが乱れます。通常、髪の毛の寿命は2~6年ですが、DHTによってヘアサイクルが乱れた場合には、数カ月~1年という短期間で抜け落ちてしまいます。このようにして発症・進行するのが、AGAです。

AGAの原因

遺伝

AGAは遺伝的要素が大きく影響します。家族にAGAを発症している人がいる場合、遺伝的に毛包がDHT(ジヒドロテストステロン)に対して敏感になりやすく、発症リスクが高まります。特に母方の家系にAGAの症状が見られる場合、その影響が子供に現れることが多いとされています。

生活習慣

不規則な生活習慣や栄養バランスの乱れは、AGAを促進する一因となります。例えば、以下のような要因が挙げられます。

栄養不足

髪の健康にはタンパク質、ビタミン、ミネラルが重要です。不足すると、髪の成長が妨げられ、脱毛が進みます。

運動不足

運動不足は血流を悪化させ、頭皮への栄養や酸素の供給が不足します。これにより毛包が弱くなり、脱毛のリスクが高まります。

睡眠不足

睡眠は身体の回復に重要です。睡眠不足が続くと、ホルモンバランスが乱れ、髪の成長を促すホルモンの分泌が低下するため、AGAの進行が加速する可能性があります。

喫煙・飲酒

喫煙や過度な飲酒は血管を収縮させ、頭皮の血流を悪化させます。その結果、毛包への栄養供給が減少し、AGAのリスクが高まります。

加齢

加齢によって毛髪の成長サイクルが短くなり、髪が細くなりやすくなります。通常、髪の毛は成長期・退行期・休止期を繰り返しますが、年齢を重ねると成長期が短縮し、毛が十分に伸びる前に抜け落ちることが多くなります。これが進行すると、髪の密度が減少し、AGAの症状が現れやすくなります。

ストレス

強いストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こし、AGAの進行を促進する要因になります。ストレスが過剰になると、毛髪の成長サイクルが乱れ、休止期の毛髪が増加し、脱毛が加速します。また、ストレスによる血行不良も毛包への栄養供給に悪影響を及ぼします。

外的要因

AGAの進行に影響を与える外的要因もあります。以下は代表的な外的要因です。

紫外線

頭皮が長時間紫外線にさらされると、毛包にダメージを与え、毛髪の成長を妨げます。

頭皮の清潔さ

頭皮の過剰な皮脂や汚れが毛穴を詰まらせ、毛髪の健康に悪影響を及ぼすことがあります。適切なヘアケアを怠ると、AGAの進行を助長する可能性があります。

AGAの分類と進行

AGAの分類・進行は、ハミルトン・ノーウッド分類という方法で評価されます。
ご自身のAGAがどれくらい進行しているのか、どのタイプに当てはまるのか、まずは確認してみましょう。

AGAの分類と進行
症状
I型 額の生え際が少しずつ後退し、薄毛が認められる。
II型 I型が進行し、額の生え際が後退している・左右の剃り込みが深くなっている。
III型 II型が進行し、額の生え際が切れ込むように深くなっている。一方で頭頂部には髪の毛が残っている。
IV型 III型が進行し、額の生え際が大きく後退している。また頭頂部でも薄毛が進行している。
V型 IV型が進行し、頭頂部の薄毛進行と合わせ、つむじ回りが薄毛になっている。
VI型 額の生え際~頭頂部の薄毛が進行し、AGAが進行しにくい側頭部との差が大きくなっている。
VII型 AGAが進行しきり、額~頭頂部、さらに後頭部にかけて毛が無くなっている。
IIa型 I型が進行し、剃り込みだけでなく、額の中央部も後退し始めている。
IIIa型 IIa型が進行し、額~頭頂部にかけて薄毛が広がっている。
IVa型 IIIa型が進行し、前頭部(耳より前方)が全体的に薄毛になっている。
Va型 IVa型が進行し、徐々に後頭部にも薄毛が広がっている。
II
Vertex型
I型の額の剃り込みが深くなるのに合わせ、頭頂部の薄毛も目立ち始めている。
III
Vertex型
II Vertex型が進行し、額の剃り込み、頭頂部の著しい薄毛が認められる。

M字型

前髪を上げた時に、額の左右の生え際が深くなっている状態です。
Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型が当てはまります。
放置していると、U字型へと進行することがあります。

U字型

額から頭頂部にかけて、薄毛が進行している状態です。
Ⅱa型・Ⅲa型・Ⅳa型が当てはまります。

O字型

頭頂部の薄毛が進行している状態です。
Ⅱ型vertex・Ⅲ型vertex・Ⅳ型などが当てはまります。

AGAの治療

AGA治療は個人差がありますが、一般的に治療を始めてから3~6ヶ月ほどで効果が現れ始めることが多いです。治療を継続することで、髪の毛の状態や密度が徐々に改善されることが期待できます。当クリニックでは、頭皮の状態を診察した上で、患者様に最適な薬剤を処方させていただきます。なお、当クリニックでは植毛や注入療法には対応しておりませんので、予めご了承ください。

内服薬

フィナステリド

フィナステリドは、男性型脱毛症の進行を抑えるための内服薬です。DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの生成を抑制し、髪の毛が抜けるのを防ぐ効果があります。特に頭頂部や前頭部の薄毛に対して効果的です。

ザガーロ

ザガーロはフィナステリドと同様にDHTの生成を抑える薬ですが、より広範囲のDHT抑制効果があり、進行したAGAにも対応できる治療薬です。ザガーロは高い効果が期待される先発薬ですが、コストを抑えた後発薬としてデュタステリドZAも利用できます。

デュタステリド

デュタステリドは、ザガーロの後発薬として開発されたAGA治療薬です。ザガーロと同じ有効成分を含み、効果は同等でありながら、経済的な選択肢として注目されています。幅広いDHT抑制効果により、抜け毛を防ぎ、発毛を促進します。

外用薬

ミノキシジル

主に外用薬として使用され、頭皮に直接塗ることで毛包に働きかけ、血流を促進し、髪の成長を促す効果があります。発毛を促し、既に薄くなった髪を太くする効果が期待され、フィナステリドやデュタステリドと併用することが一般的です。
※現在当クリニックでの取り扱いはありません。

内服薬と外用薬の
作用の違い

内服薬は体内から作用して髪の毛が抜ける原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑え、抜け毛の進行を防ぐ効果があります。一方、外用薬は頭皮に直接塗布することで毛包に働きかけ、血行を促進し、毛髪の成長を促す効果が期待できるため、発毛や髪を太くする効果が特徴です。

AGA治療の
メリット・デメリット

AGA(男性型脱毛症)の治療にはさまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、内服薬、外用薬での治療法に対するメリットとデメリットを説明します。

内服薬

メリット

  • DHTの生成を抑え、抜け毛の進行を抑制します。
  • 多くの患者で抜け毛の減少や髪の密度の改善が報告されています。
  • 毎日決められた時間に服用するだけなので、手間が少なく簡単に続けられます。

デメリット

  • 性欲減退や勃起不全といった性機能に関する副作用が少数ですが報告されています。
  • 薬をやめると効果がなくなり、再び脱毛が進行することがあります。長期間の服用が必要です。
  • 妊娠中の女性に対して、薬に触れることで胎児に影響が出る可能性があるため、慎重な管理が求められます。

外用薬

メリット

  • ミノキシジルは毛包に作用し、髪の成長を促す効果があります。髪の成長サイクルを改善し、発毛を期待できます。
  • 内服薬に比べて、性機能に影響する副作用がないため、比較的安心して使用できます。

デメリット

  • ミノキシジルはすべての患者に効果があるわけではなく、個人差があります。
  • 頭皮に使用するため、場合によっては頭皮のかゆみや炎症などの副作用が生じることがあります。
  • 効果を持続するためには、内服薬同様、長期間の使用が必要です。使用を中止すると元の状態に戻ることがあります。

AGA治療の注意点・副作用

内服薬

注意点

  • 内服薬は効果を維持するために継続的に服用する必要があります。途中で中止すると、髪の毛が再び抜ける可能性があります。
  • 定期的に医師の診察を受け、副作用や効果を確認することが重要です。
  • 特にフィナステリドは、妊娠中の女性が触れることによって胎児に影響を与える可能性があるため、取り扱いに注意が必要です。

副作用

  • 性欲が減少することがあります。
  • 一部の患者で勃起機能に影響を及ぼすことがあります。
  • 精液の量が減少することがあります。
  • 稀に乳房に異常が生じることがあります。

外用薬

注意点

  • 外用薬は指示された使用方法を守り、適量を頭皮に直接塗布することが重要です。
  • 外用薬を使用する前に頭皮が清潔であることを確認し、しっかりと乾燥させてから塗布してください。
  • 頭皮に異常(かゆみ、赤み、腫れ)が現れた場合は、使用を中止し、医師に相談することが大切です。

副作用

  • 一時的に頭皮にかゆみを感じることがあります。
  • 頭皮が赤くなったり、腫れたりすることがあるため、注意が必要です。
  • 使用開始初期に一時的に髪が抜けることがありますが、これは通常の反応で、後に発毛が期待されます。
  • 一部の患者では、心拍数に影響を及ぼすことがありますが、稀なケースです。

ED(勃起不全)

EDとは、「満足のゆく性行為を行うのに十分な勃起が得られない・維持できない状態が続くもしくは繰り返される」ことを指します。つまりまったく勃起しないケースだけでなく、硬さが十分ではない、射精に至る前に萎えてしまうといったケースもEDに含まれます。
国内のED患者は、約1,800万人にものぼると言われています。よく言われるのが「歳だから」という理由ですが、加齢はEDの一要因でしかありません。豊かな・幸せな人生を歩んでいくためにも、EDにお悩みの方はぜひ一度当クリニックにご相談ください。
ED治療薬をただ処方するだけでなく、生活指導、心の持ち方についてのアドバイスにより、患者様のEDの改善をサポートします。また何らかの原因疾患が疑われる場合には、その検査や必要に応じた治療もご案内いたします。

このようなお悩みは
ございませんか?

このようなお悩みはございませんか?
  • 性欲はあるのに、まったく勃起しない・勃起が不十分
  • 勃起するまでに時間がかかる、昔より多くの刺激が必要
  • 勃起はするが、硬さが足りず挿入できないことがある
  • 挿入はできるが、途中でやわらかくなってしまう
  • 勃起が長続きしない
  • 勃起が十分な時もあるが、不十分な時もある
  • ちゃんと勃起するのか不安で、消極的になることがある

EDの原因

ED(勃起不全)はその原因ごとに、以下のように分類されます。
もっとも多いのが、混在型勃起不全と言われています。

心因性勃起不全

仕事の悩み、心配ごとなどがストレスとなり、脳が性的興奮を感じにくくなることで発症するEDです。
性行為における過去の失敗、性感染症への不安などが原因となることもあります。

器質性勃起不全

加齢、高血圧症・糖尿病・脂質異常症、喫煙などによって全身および海綿体への血流が低下することで発症するEDです。改善のためには、ED治療薬の内服だけでなく、上記疾患の治療、禁煙なども大切になります。

混在型勃起不全

心因性勃起不全と器質性勃起不全が混在して発症します。片方だけを解決しても、勃起不全の十分な改善には至りません。

その他

薬の副作用によって起こる勃起不全、原因不明の勃起不全などがあります。

EDの治療薬

小坂内科消化器クリニックでは、以下のED治療薬を取り扱っております。
それぞれの特長だけでなく、副作用・注意点などについても把握した上で使用することが大切です。
どの治療薬にしようか迷っている、選び方が分からないという方も、お気軽に当クリニックにご相談ください。ご不明点は、丁寧に説明させていただきます。

バイアグラ(シルデナフィル)

1998年にアメリカのファイザー社が発売した、もっとも有名なED治療薬です。国内でも1999年の発売から6年間で120万人以上の方が使用されました。
その実績・安全性から、現在もなお根強い人気を誇っています。ただし、食事の影響を受けやすいこと、副作用がやや多いことなど、注意点もございます。
なお当クリニックでは、バイアグラのジェネリック医薬品である「シルデナフィル錠」を提供しております。

シアリス

日本新薬株式会社が製造・販売するED治療薬です。バイアグラと比較した場合の最大の特長は、効果が24〜36時間続く点です。内服のタイミングに迷う心配がなく、性行為が終わる時間もほとんど気にする必要がありません。金曜日の夜に飲めば日曜日の朝まで効果が続くため、海外では「ウィークエンド・ピル」とも呼ばれます。また、食事の影響もほとんど受けません。

ED治療の注意点・副作用

バイアグラ、シアリスには、それぞれに特有の使用上の注意点と副作用があります。これらの薬は、血流を増やすことで勃起を助ける一方、特定の条件下では注意が必要です。

バイアグラ
(シルデナフィル)

使用上の注意点

  • 食事の影響を受けやすく、特に高脂肪の食事を摂ると効果が遅れることがあります。
  • 服用は性行為の1時間前が推奨され、効果は4〜6時間持続します。
  • 硝酸薬(ニトログリセリンなど)を服用している人は併用できません。急激な血圧低下を引き起こすリスクがあるためです。
  • アルコールの大量摂取は避けるべきです。アルコールは血圧を下げ、薬の効果が弱くなる可能性があります。

副作用

  • 顔のほてり、頭痛、消化不良、視覚異常(青みがかった視界になることがある)。
  • まれに、勃起が4時間以上続く「持続勃起症」が発生することがあり、放置すると陰茎の損傷や永久的な勃起障害の原因となるため、早急に医師の診察が必要です。

シアリス
(タダラフィル)

使用上の注意点

  • 食事の影響をほとんど受けないため、食事を気にせずに服用できます。
  • 性行為の1〜2時間前に服用し、効果は24〜36時間続くため、長時間にわたって自然な勃起をサポートします。この長時間効果が特徴的です。
  • 他の薬との併用、特に硝酸薬やα遮断薬(高血圧や前立腺肥大の治療に使われる薬)とは併用できません。
  • アルコールとの併用も注意が必要です。多量のアルコール摂取は血圧を下げ、薬の効果を弱める可能性があります。

副作用

  • 顔のほてり、消化不良、頭痛、筋肉痛や腰痛が一般的です。
  • まれに、勃起が持続する持続勃起症や視覚・聴覚の異常が報告されています。

総合的な注意点

  • いずれの薬も、持続勃起症や急激な血圧低下など、重大な副作用が起こる可能性があるため、初めて使用する際や他の薬を服用している場合は、必ず医師の指導のもとで使用することが重要です。
  • 心臓病や高血圧、肝臓や腎臓の疾患を持つ方は特に注意が必要で、医師に相談することが求められます。

EDのセルフケアと予防法

EDは多くの場合、生活習慣や精神的要因が関与しているため、セルフケアが非常に有効です。規則正しい生活を心がけ、必要であれば医師に相談することで、早期の改善が期待できます。
これらのセルフケアや予防法を日々の生活に取り入れていただき、気になることがあればクリニックにご相談ください。

健康的な生活習慣を
維持する

バランスの取れた食事

野菜や果物、全粒穀物、脂肪の少ないタンパク質を中心にした食事を心がけましょう。動脈硬化がEDの一因となるため、心血管に優しい食事は勃起機能の維持に役立ちます。

適度な運動

週に150分以上の有酸素運動を行うことで、血流が改善し、EDのリスクが減少します。ウォーキングやジョギング、水泳などの運動が効果的です。

禁煙・節酒

喫煙は血管を損傷し、EDのリスクを高めます。また、過度なアルコール摂取も勃起に影響を与えるため、節度ある飲酒を心がけてください。

ストレス管理と
メンタルヘルス

ストレスや不安の軽減

心理的な要因もEDに関与します。ストレスを軽減するために、リラクゼーション法や趣味に時間を使い、気持ちをリフレッシュすることが大切です。カウンセリングや心理療法も役立つ場合があります。

十分な睡眠

睡眠不足はホルモンバランスに影響を与え、EDのリスクを高めることがあります。1日7〜8時間の十分な睡眠を確保しましょう。

定期的な健康チェック

血圧・コレステロール・
血糖値の管理

高血圧、糖尿病、動脈硬化などの疾患はEDに直結するため、定期的な健康診断を受け、数値を管理することが重要です。

薬の見直し

いくつかの薬物がEDを引き起こす場合がありますので、もし服用中の薬が疑わしい場合は、医師に相談してみましょう。

パートナーとの
コミュニケーション

性的な問題を抱えている場合は、パートナーと話し合い、理解を深めることが重要です。感情的なサポートがストレスを和らげ、EDの改善に繋がることもあります。

生活習慣病の予防

高血圧や糖尿病など、生活習慣病の予防・管理はED予防に直結します。定期的な運動とバランスの取れた食事で体重をコントロールし、血圧や血糖値を適切に管理しましょう。

薬や治療法の検討

自己判断で薬を使用せず、必ず医師の指導のもとで治療を進めてください。薬物療法以外にも、心理的なケアや物理療法が選択肢となることがあります。

プラセンタ注射

更年期障害について

更年期障害について更年期障害は、女性の閉経前後の期間(通常40~50代)にホルモンバランスが大きく変化することで起こる症状です。エストロゲンの減少により、ホットフラッシュ(顔のほてりや発汗)、疲労感、不眠、動悸、頭痛などの身体的な不調が現れるほか、イライラや気分の落ち込みといった精神的な不調も伴うことがあります。これらの症状は日常生活や仕事に支障をきたすことがあり、早めの対策や適切な治療が重要です。更年期障害は個人差が大きいため、それぞれに合った治療を選ぶことが大切です。

このようなお悩みはございませんか?

  • 顔や首のほてり、急な発汗(ホットフラッシュ)
  • 手足の冷えやしびれ
  • 疲れやすい、倦怠感が続く
  • 動悸や息切れを感じる
  • 頭痛やめまいが頻繁に起こる
  • イライラしやすくなった
  • 気分が落ち込み、やる気が出ない
  • 不安感が強い、眠れない
  • 集中力や記憶力の低下を感じる

プラセンタについて

プラセンタ注射は、ヒト胎盤から抽出した有効成分を用いる治療法で、更年期障害の症状改善に幅広く利用されています。
プラセンタには、ホルモンバランスの調整をサポートするほか、新陳代謝を促進し、免疫力を高める作用があります。疲労回復や気力の向上、美肌効果も期待されるため、女性特有の悩みに対して多角的な効果をもたらします。当院では、厚生労働省が認可した安全性の高い医療用プラセンタ製剤を使用し、適切な治療を提供しています。不調が続く方や、更年期の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

保険適応となるプラセンタ療法
(メルスモン皮下注射)

病気の治療として更年期障害の場合、現行で年齢45歳~59歳の女性の方については保険適応になりますので、費用は普通の治療と同じように保険の範囲内で行います。プラセンタが保険適用となる病名は限られていますので、厚生労働省が認可した病名の方以外は保険でプラセンタ療法を受けることができません。
保健適応は、①45~59歳までの更年期障害の方は週2回(1アンプル/回)、②産後乳汁分泌不全の方は週1回(1アンプル/回)となります。

保険適応の場合

更年期障害と診断された45~59歳までの女性
メルスモン1A注射  初回…1,000円程度 2回目以降…500円程度
※プラセンタ療法で効果を得やすいのは、週2~3回の注射を継続して受け、経過を観察しながら頻度を変えていく方法です。

なお、効果の出方は個人差がありますし、体調や環境変化などによっても変わることがあります。

※初回投与は医師の診察が必要です。

保険適応外(自費)の場合

年齢や症状・病名といった条件で保険適用外になる場合、自費診療としてプラセンタ療法を受けることができます。
一般的に、美容目的などで行われる場合には自費診療となります。特に対象制限はなく、どなたでも治療を受けられます。

※週2~3回の注射をある程度継続して治療されることをお勧めします。効果については個人差があります。

※初回投与は医師の診察が必要です。

費用

AGAの治療薬

フィナステリド
28日分 ●●円(税込)
デュタステリド
30日分 ●●円(税込)
ミノキシジル
15%
(1ヶ月分/1本)
●●円(税込)
5%
(1ヶ月分/1本)
●●円(税込)

EDの治療薬

シルデナフィル錠
(バイアグラのジェネリック医薬品)
50mg ●●円(税込)
シアリス錠
20mg ●●円(税込)

プラセンタ注射

AGAのよくある質問

薄毛や抜け毛とAGAの違いは何ですか?

薄毛や抜け毛はさまざまな原因で起こる症状ですが、AGAは遺伝やホルモンの影響によって進行する特定のタイプの脱毛症です。AGAは通常、前頭部や頭頂部から始まり、時間と共に進行することが特徴です。

AGAは発症したら終わりですか?

AGAは治療によって改善が期待できるため、発症したからといって必ずしも進行するわけではありません。早期に治療を始めることで、脱毛の進行を抑えたり、髪の毛の再生を促したりすることが可能です。

AGA治療は保険適用ですか?

現在、AGA治療は保険適用外となっているため、内服薬や外用薬の費用は全額自己負担となります。治療にかかる費用については、事前にご相談ください。

AGA治療はどれくらいの期間で効果が現れますか?

AGA治療は個人差がありますが、一般的に治療を開始してから3~6ヶ月で効果が現れ始めることが多いです。

AGAは女性にも影響しますか?

AGAは主に男性に見られますが、女性にも発症することがあります。女性のAGAは「女性型脱毛症」と呼ばれ、男性とは異なる特徴があります。

自宅でできるAGA対策はありますか?

自宅でできる対策としては、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、ストレス管理、適度な運動などがあります。また、頭皮マッサージや育毛シャンプーの使用も効果的です。

AGA治療を始めるにはどうすれば良いですか?

AGA治療を始めるには、まず専門の医療機関で診察を受けることが必要です。医師が頭皮の状態を確認し、最適な治療法を提案しますので、気軽にご相談ください。

EDのよくある質問

ED(勃起不全)は治りますか?

EDは、原因に応じて治療可能です。生活習慣の改善や薬物療法、カウンセリングなどで効果を感じる方が多くいます。また、重度のケースでも、適切な治療法を選ぶことで改善が期待できます。早期の診察が重要です。

EDは何人に1人の割合ですか?

EDは40歳以上の男性の約4人に1人、すなわち25%の割合で経験すると言われています。加齢とともにリスクが高まりますが、若年層でもストレスや生活習慣によって発症することがあります。

EDは年齢と関係がありますか?

年齢が上がるにつれてEDのリスクは増加しますが、若年層でも生活習慣や精神的な要因によってEDが発症することがあります。40代以降は特にリスクが高まるため、定期的な健康管理が重要です。

EDの治療薬は安全ですか?

医師の指導のもとで使用すれば、安全で効果的です。ただし、硝酸薬を服用している方や心臓病の方など、特定の疾患を持つ場合は注意が必要です。医師との相談のうえ、適切な薬を選びましょう。

ED治療は保険適用ですか?

般的なED治療は保険適用外です。特に、バイアグラやシアリスなどのED治療薬は、自費診療となり、保険が適用されません。ただし、EDの原因が糖尿病や高血圧などの基礎疾患に関連している場合、その疾患の治療は保険が適用されることがあります。具体的な費用については、クリニックで確認することをおすすめします。

EDの症状は突然現れますか?

EDは徐々に進行することが多いですが、急激な症状が出る場合もあります。特に心理的なストレスや疲労が重なると、一時的にEDの症状が現れることがあります。継続的な症状がある場合は医師に相談することが推奨されます。

ED治療に手術が必要な場合はありますか?

一般的には、薬物療法やカウンセリングが効果的ですが、重度のEDや他の治療法で効果が見られない場合、陰茎プロテーゼの埋め込みなどの手術が検討されることがあります。医師との十分な相談が必要です。